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「日本」を捨てよ Kindle版
戦後から今までで日本人に忍び寄る閉塞感。考えることすらやめてしまいたくなる無力感。
日本に課題は山積みなのに結論は一切先送りの政治と官僚。
しかし、税金負担や社会保険負担は増加の一途。
ではどうすればいいのか。
閉塞感を打ち破るためには国民ひとりひとりが問題解決の主体になる必要があるという著者のことば。
本書のテーマは「日本論」です。
日本や日本人という枠組みの中にいるとずっと今のままです。
この枠組みから脱却する発想を身につけてみませんか。
*****
この書籍は2012年3月に株式会社PHP研究所から出版されたを再編集、電子書籍化したものです。
- 言語日本語
- 発売日2015/3/15
- ファイルサイズ553 KB
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登録情報
- ASIN : B00UR69LC0
- 出版社 : コグニティブリサーチラボ株式会社 (2015/3/15)
- 発売日 : 2015/3/15
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 553 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 163ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 30,823位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 36位政治学 (本)
- - 108位政治入門
- - 147位政治 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
著者について
苫米地 英人(とまべち・ひでと)
認知科学者((計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。
1959年、東京生まれ。
カーネギーメロン大学博士(Ph.D.)、同CyLabフェロー(サイバー防衛)、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授(認知戦防衛)、早稲田大学研究院客員教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO会長兼基礎研究所長。
マサチューセッツ大学を経て上智大学卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験後、フルブライト全額給付特待生としてイエール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の米最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。ATR自動翻訳電話研究所滞在研究員などを経て、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員などを歴任。
1992年にはカーネギーメロン博士研究の単調性データ構造を利用した世界最初の仮想通貨ベチユニットを開発、不可変データ構造離散基盤数理として単調性理論は後のナカモト論文などにも影響を与える。その後、次世代サイバー防衛技術開発を米国防総省とも協調しカーネギーメロンで進め、2014年から2019年にかけては自衛隊サイバー部隊の創設と教育に統合幕僚長直轄で尽力。また2012年から複数国の顧問を務め、特に通貨システムを含む次世代基盤システムのアドバイザーをしている。サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償の子供向けボランティア教育プログラムとして普及活動中。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
特に、著書の内容にある下記三点は是非日本でも実現なされたら嬉しいです。
㊀選択肢が増える。
㊁市民が好きに選べる。
㊂結果に関しては自己責任。
今の日本のように政府が一つだけで、実質的には"中央集権的"な現代社会の仕組みを当たり前のように認識しておりましたが、海外では政府が一つのみならず、もっと自由度(選択度)の高い国もあるとのこと。
一度離れて観るからこそ、見えてくる日本の姿があると思います。
今はネット一つで世界中と広く繋がれるので、心理的に日本と距離を置くことも、近視眼的思考に陥らないためには大切なのではないかなと勉強になりました。
貴重なお話を誠にありがとうございました。
イギリス、アメリカ、ロシアで数年ずつ暮らし、日本の良さを外から確認したものの、帰国後は嫌なところばかりに目が行き、滅入っている私に優しく諭してくれる内容で読んで良かった!です。
このレビューでは、3/17時点では★★☆☆☆であったのに削除され、3/18では2レビューで★★★★★となっています。
いや、とくにこの2レビューを批判するつもりはありませんが、★2のレビューの削除、これがステマというやつでしょうか。。
苫米地氏の本は、ステマなんぞせずにでも、売れるでしょうに。。。
ぜひとも苫米地氏自身がこのレビューをご覧になられて、どこかの出版社の金儲け至上主義を注意していただきたいです。
(ステマを行っているのがPHPというわけではないと思いますので、「どこか」とします。)
アマゾン自身も、ほいほいレビューを消さないでいただきたい。
(★2のレビュー本人が消していたのなら、申し訳ない。)
さて、本書の大部分は日本の歴史を振り返りつつ、もやっとした閉塞感を定義していくことに充てられています。
それを受けての主張内容自体は、 この国を出よ の指摘・主張に通じるところがあります(たぶん)。
この閉塞感に満ち満ちた日本を内からも外からもよく見て、あらゆる事柄がちゃんと考えられていますか、
単なる前例踏襲という思考停止になっていませんか、と考え直してみては?というところです。
さて、外国も見てそのあとどうするのかといと、「この国を出よ」では再び日本に帰って何かするというところですが、
本書は異なる結論を出しています。実に苫米地氏らしい発想で、少なくとも私には非常に明快かつ実用的なものです。
編集前のレビューでは苫米地ワールドのまとめとしていましたが、どちらかというとさらに一歩進んだように思います。
新しい苫米地ワールドを味わうための1冊、といったところでしょうか。
世界という枠組みで考えることで日本の問題点や解決策が見えてくる.
抽象度を上げて高い思考をすることの大切さがよーくわかる.とても良い本ですよ(・∀・)
本書は初版本が2012年というところで、2011年の東北大震災と東電福島の国家緊急事態がやっと一段落したというところの記述なので、そんな災害の風景のことから書き始めている。
日本人は大災害にときも、さほど治安は乱れないで過ごしていることを、東北震災の被災者から引いている。つまり、他国だと、大災害の地は、無人化した商店などからの略奪などが当たり前だが、日本はそれが起きないことなのだ。その理由と、そのことが良い面と悪い面をそれぞれ持っていることを著者は述べている。もう少し具体的に記すと、被災地で、食糧不足だとか赤子のミルクもなく死の危険が迫っている中で、被災民は近くのスーパーの商品を略奪することは、緊急避難として法的には許されるはずなのにも関わらず、それをしないで、援助隊の来るのを待っている風景を異常ではないかと記しているのだ。
その理由として、日本は強い儒教に影響された社会だということを説として述べている。そして、儒教とは、君子(強いリーダーもしくは権力者)にかしずく、縦の社会だと述べている。また、日本は仏教の影響も受けているが、日本への仏教伝来は中国および韓国を経由した中で、オリジナル仏教は多分に儒教の要素が取り込まれた、儒教仏教となっており、本来の仏教とは相当に変移しているという説を述べている。この変形仏教は、日本だけでなく、中国や韓国など東アジア全域に影響を与えている。
次に、中国や韓国とさらに国民性を変えたのは、日本の山谷川などの地形からくる人流の少なさを上げている。その人流の少なさが与える効果の一つが方言というものだが、それはコンピュータシミュレーションしてみると、人口の30%を超える人流があれば、方言というのは生じないという説を上げる。つまり、現在は交通が発達したが、江戸時代以前は、大部分の村落民は、一生その生まれた地で過ごすことが、その地形などから極当たり前だったということを示している。そんな村民の自治意識の中で、村の掟を破った者には、村八分ということになるのだと説を上げている。この村八分という掟は、噛み砕いて見れば、相互監視社会だと云え、村民は、常に周辺の目を気にしながら、飛び出た行動を自制せざるを得ないのだと結論付けている。
もう一つ、先の大戦で特攻作戦が行われたことに触れ、欧米人は驚いているのだが、これも特攻兵に選ばれて、それを拒否したら、終生親子親類まで、引き続く一族の恥になると云う意識が強く生じていたのでないかと説を上げている。
と、この程度の段階までを読み進めているのだが、なるほどと私と同様に頷く方も多いのではないかと思える。未だ、完読した訳ではないけど、著者の「日本を捨てよ」とは日本を見限って他国へ移住せよと云うことではなく、その儒教と相互監視というべき因習に取り込まれた日本人の心を捨てよと結論付けたいということが予想できる。
完読の上で、再度この本の書評を改めて記す予定としたい。
その2
前回に続いてかなり端折って読み進め数時間後に完読した書評の続きとして書き留めたい。
前回記した様に、著者は日本人の特性を儒教と相互監視というべき環境の中で閉塞感を感じ続けているのだが、これを改善するには、日本から逃避せよとは述べていないが、改めて突き放して眺めて見よと意見している。これは、英語なり多国語の理解もし、もっと大きく地球の中のそれぞれの国の出来事の内容を抽象的に見つめて欲しいと述べている。これは、どういうことかと私なりに解釈すれば、抽象的とは反対語が具体的なので、具体的なものから全体を抽象的なものとして、つまりミクロからマクロ的に捉えてと理解する。
つまり、日本人として日本の中から日本を見るより、突き放して他国から日本を眺めた時、見えなかったものが見えているといいたいのだろう。
その上で、具体例として、米国の様な連邦制だとかEUの様な圏内の何処にも自由に移動して住めるという国家像も提案している。また、政府が複数あって、どの政府に属するのか、国民個々が選択出来る様な世もあり得るとしているのだが、アメリカにしてもEUにしても、歴史の中から生まれたもので、既存秩序の中で、それを解体するという行為が、既得権を持つ国家指導者が容認するとは思えない。まあ、あり得そうなのは、前々から一部論議されている道州制というのはあるだろうが、既存の国家指導者が導いた道州制は、形ばかりの意味ないものになる可能性を想像してしまう。
いずれにしても、私の理解としては、ものごとを国内に限定して見るのではなく、広く世界を俯瞰して、やや離れて日本の現実を眺めることが必用だということだろう。その上で、政官情報やそれを伝える偏向報道のメディアに踊らされることなく、また日本人の欠点ともなる儒教と相互監視という悪癖に捕らわれず、ものごとを眺め思考することが大事と理解した。
私達は、今日本に起きている現象を見て、
どこまで抽象的に物事を捉えることができるでしょうか?
バックグラウンドにある程度の知識量がないと
反射的、短絡的な思考にとどまってしまいます。
そのような思考では、人生のうち重要な選択をする際に
あやまった判断を下してしまうのではないでしょうか?
今回は政治・経済・宗教・文化 死角なく膨大な知識を
もつ筆者が「日本国/日本人」を超俯瞰視点からぶった切ります。
まず、日本人の道徳の正体は儒教であること。
日本はその儒教の洗脳を色濃く受けていることを論証していきます。
●「東日本大震災の際、特にパニック状態になることもなく
救援物資を我慢強く並んで待つ日本人」
【反射的思考】民度が高い
【超俯瞰思考】お上の決めたルールに従う奴隷思考
●「特に宗教心もなく、死しても救済もされないのに命を捨てた神風特攻隊」
【反射的思考】愛国心が高い
【超俯瞰思考】死よりも怖い村八分
●「政治家のスキャンダルへの過剰反応」
【反射的思考】政治に携わる者が誠にけしからん
【超俯瞰思考】支配者は人格者であるべきという儒教信仰
●「サービス業の不手際への激しいクレーム」
【反射的思考】金銭の対価へのまっとうな要求
【超俯瞰思考】お客様は神様です的商人蔑視思想
そして、アメリカやEU諸国との物の考え方の違いから
日本国/日本人の特殊性を浮彫にし、
我々は一度、高い視点で日本を見直した方が良い
と結論づけます。
本書で初めて見た「捨象」というワード。
日本という枠組みを一度「捨てて」考えてみる。
それがタイトルの「日本を捨てよ」という意味です。
著者ならではの「超俯瞰思考」をたっぷりと
楽しませてくれる一冊でした。
どのように洗脳していってるかを
分かりやすく説明してくれています。
メディアやマスコミから距離をとって
洗脳から目覚め、自分のやりたい事をやる‼︎
ただこの本ではどのようにやりたい事を見つけ
やるのかは、書かれてないので、そこは、自分で見つけて、行動しましょう‼︎脱奴隷‼︎
主人公はあなたです!!